シャンプーでの正しい洗い方

毎日の生活習慣であるシャンプー。物心ついた時から「髪の毛は毎日洗うもの」という事が当たり前になっている現代人である我々ですが、身についてしまっている洗い方や知識は人によって様々で、当然間違っている知識が正しいと思い込んで洗っている人、それによって頭皮トラブルの原因になってしまっている人も少なくありません。今回は正しいシャンプーでの洗い方をおさらいしたいと思います。一概には言えないこともありますが、まずは基本の流れをしっかり実践できるようになりましょう。

【シャワーで十分に流します】

まずは何はともあれシャワーで濡らします。しかしながら、これは濡らすだけにあらず。予洗いともよばれるくらい重要な「洗い」の一環なのです。この作業は多くの美容院ではお流しと呼ばれる工程ですが、そのお流し、実は色々な場面での応用にも使われる重要な工程ですので是非身につけて頂きたい技術になりす。頭頂部からスタートしたらフェイスライン、次に耳周り、次はえり足…など、順番も自分流に身についていくと思います。

○温度は熱過ぎずぬる過ぎない38~40℃

人の温度感覚にもよりますが、熱過ぎずぬる過ぎない温度が望ましいです。温度でいうと38〜40℃ですが、いつも使っている温度によっては38℃でも熱いと思う方もいるかもしれませんし、水に近い温度が通常の方もいるかもしれません。あくまで目安ですが、熱いと頭皮への刺激が強すぎたり、逆にぬるいと脂汚れが落ちににくかったりします。ある程度の温度が必要なのは油のついたお皿洗いをイメージして頂けるといいかと思います。お湯は油分の洗浄を助けますので、適度な温度が必要なのです。

○顔周り、耳うしろ、えり足は入念に

特に念入りにお流しすべき3点です。顔周りは汗やお化粧の影響を1番受けている部分、耳うしろはニオイの発生源や汗の通り道であるほか、メガネの方はツル(テンプルとも呼ぶらしいです)を引っ掛ける場所で皮脂や汗が留まりやすい場所になります。えり足も同じく汗のよく通る通り道ですので、この3カ所は特に念入りにお流しして下さい。

○いつもの2倍は目指して下さい

人が家でお流しに当てる時間の平均はおよそ15〜20秒と、かなり短いです。まずは1分〜1分半を目指してやれるようにしましょう。最終的に、特に女性は髪の毛が長くて多いので、2分は流せると理想です。余談ですが、ゆずの栄光の架橋を最初のサビまで歌い終えるぐらいがちょうど2分になります。

【シャンプーを手に取り泡立てます】

シャンプーを泡立てる方法も三者三様だと思います。泡立てられていればOKですが、苦手な方も是非上質な泡を立てられるようになりましょう。

○シャンプー剤を取る量は髪の毛の長さや量に応じて

ヘアスタイルによっては1プッシュで済む方もしますし、2〜3プッシュ必要な方もいます。まずは数日、ご自身にとっての適量を研究しましょう。

目安ですがメンズのショートヘアは1プッシュ、女性のショートヘアで1〜1.5プッシュ。女性の肩前後の長さや男性のミディアムで2〜2.5プッシュ。ロングヘアや多毛の方で2〜4プッシュ。プッシュ式ではない場合は少し難しいですが傾ける秒数で微調整してみると分かりやすいと思います。まずは少なめからやってみて、あとから少し足すようにして下さい

○泡立てネットの活用もオススメ

シャンプーの量によっては手の中で泡立てている最中に垂れてしまったりして難しいかと思います。頭の上で両手を拝むように合わせて上下左右に擦りながら軽く泡立てて、頭皮につけ、水気と空気を含ませるように大きな動きで泡立たせて下さい。泡だてネットを活用することもオススメです。私は無印良品のネットを使っていますが、100均で売っているものでもよいと思います。以前質問でありましたが、身体を洗う泡立てタオルを併用するの避けましょう。

【地肌をマッサージするように洗う】

いざ泡立てたら洗います。洗い方も人それぞれ知識も技術も違いますが、ここではマッサージするように優しく洗うことを推奨します。

○使うべきは指の腹と爪の間

指の腹とは指紋のぐるぐるの中心が腹の中心と捉えます。爪はその通り爪。指を横から見て頂くと、ぐるぐるの中心がややポコっと出ていると思います。そこと、爪の真ん中は…そう、そこです。各指を親指と合わせて確認してみて下さい。押し合うと意外と力が入ります。ピアノを弾く方も、もしかしたらこの辺を使うのではないでしょう

○ゴシゴシ洗いはできるだけ控えよう

美容室で力強く洗ってもらって気持ちの良かった経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。実はあれはただ単純に力を込めて擦っているのではなく、先ほどの指の腹と爪の間を当てる事で最低限の力でリズム良く洗っているのです。ご自宅で再現しようと力いっぱいゴシゴシ擦るのは頭皮を傷つけたり無駄な摩擦を与え過ぎるので、力を込めず触れているぐらいの当たりで頭皮の丸みに沿って動かすだけで充分です。頭皮が痛痒かったりする方は揉むようにマッサージするように触れて下さい。どうしてもゴシゴシ洗わないと気が済まない方は、週に1回など回数を減らしてやってあげて下さい。

【毛先は泡の揉み込みだけでOK】

ロングヘアな方は毛先の洗い方にも個性が出ると思います。基本、先ほどまでで頭皮を洗った際に泡立っている泡を取って揉み洗いするだけでいいと思います。手のひらで擦り合うような拝み洗いやぐしゃぐしゃに揉み込むのではなく、泡をつけたら軽く握るように揉むだけで大丈夫です。

○コーミングもオススメ

とは言え髪の毛にオイルとか色々つけているし、砂埃を浴びたし…など汚れが落ちているか不安な方は櫛(コーム)でコーミングもオススメです。泡をつけて耳あたりからゆっくりスルーしてあげて下さい。何度も繰り返しやらず、全体ができたらお流ししちゃいましょう。櫛の目は細か過ぎない方が余計なテンションがかからず痛ませづらいのでいいと思います。

【シャンプーの泡をよく洗い流します】

泡の成分が残らないようしっかり流します。温度は同じぐらいで、指でしっかり浮きをつくったりして内側に泡が残らないように意識します。

○洗う前のお流しを思い出そう

冒頭のお流しを思い出しましょう。意識するポイントも同じです。ここをしっかり流す事で、残り成分に雑菌が反応してのニオイの抑制やこの後のトリートメントののり具合に影響してきますのでしっかり流しましょう。

○もみあげ、耳うしろは要チェック

さらにもみあげの辺りや耳後ろの髪の毛がたまる辺りには泡残りがしやすいので指で浮きを作ったところにシャワーからお湯をしっかり入れて流しましょう。シャンプーの性質にもよりますが、ぬめり感が残っているうちはお流しが足りないと思って下さい。

【まとめ】

各項目細かく述べてみましたが、いかがでしたでしょうか?こんなに細かく気にしなくちゃ行けないの!?と思った方もいらっしゃるかと存じます。シャンプーは今や毎日の作業になるので、やるとやらないでは積み重ねが相当違ってきます。

慣れない作業も半月もやれば覚えて習慣になるでしょう。最初は復習しながらでも少しづつ実践していって下さい。

まずはお流しをマスターし、次に指の使い方、泡立て…と順序立ててみるといいかもしれません。

これを改善することによって頭皮トラブルが改善したり髪の毛が元気になったりした事例がたくさんあります。しっかりやると違いが分かると思います。今日からやれること、是非今日からの新しいシャンプーライフがより良いものになるよう願っています。

次回はトリートメントやコンディショナーについて解説させて頂ければと思っています。

長くなりましたが、ご拝読ありがとうございました。

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